ハイハイの時期に意識したいこと|手をつく力と体幹

体・運動

ハイハイができるようになると、行ける範囲が一気に広がります。
気づけばあっちへこっちへ。
見ていて楽しい反面、これから立つ・歩くが始まると思うと、ちょっとドキドキする時期でもあります。

だからこそ、このハイハイの時期に少しだけ意識していることがあります。

それが「転んだときに手をつけるかどうか」と「グラついたときに踏ん張れるかどうか」です。


転んだとき、手が出ない子が意外と多い

転んだときに手が出ない子って、意外と多いです。

そうなると、どうしても顔からいってしまう。
顔に傷ができたり、びっくりして動くのが怖くなったり。
すると親としても「危ないから走らないで」と止めたくなってしまう。

でも本当は走りたいし、動きたい時期。
そこで止めてしまうと、せっかくの運動のチャンスも減ってしまうのは少しもったいない。
転ぶこと自体は、正直どうしても避けられない。
段差もあるし、外に出ればいろんなことが起きる。

だから「転ばないようにする」よりも、「転んでも大丈夫な体をつくる」ことの方が大事だと思っています。


手をつく練習はシンプル

やることはすごくシンプルです。

いわゆる”スーパーマン”みたいな姿勢で赤ちゃんを軽く支えて、ゆっくり床に近づけていく。
顔や体が床につく前に、自然と手が出る。その経験を少しずつ重ねていきます。

最初は手が出なくても大丈夫。
繰り返すうちに、だんだん反応が早くなってくる。
「あ、手が出た!」となった瞬間がわかるので、そこを見逃さずに「お手々トン、できたね」と声をかけてあげてください。


ハイハイは体幹を育てる最強の動き

ハイハイって、実は体幹をめちゃくちゃ使っています。

四つ這いの姿勢を保つだけでも、お腹・背中・肩まわりの筋肉がフル稼働。
さらに前に進むときは、左右の手足を交互に動かす必要があるので、体のバランスをとる力も同時に鍛えられます。

この時期にたっぷりハイハイをしておくと、立ったあとの姿勢の安定感が違ってくる。
歩き始めてから転びにくくなったり、踏ん張る力がついたりするのも、ハイハイで積み上げた体幹があるからだと感じています。


ハイハイをたくさんさせるためにできること

ハイハイの時期は、できるだけ床で過ごす時間を増やすのがおすすめです。

ベビーチェアやバウンサーも便利だけど、床に降ろしてハイハイできる環境をつくることが体づくりの近道。
少し先においもちゃを置いて取りに行かせたり、段差をつかって登る練習をさせたり。
ちょっとした仕掛けで、ハイハイの質も上がっていきます。

ただ、ハイハイがなかなかできない・まだ前に進めないという時期もあります。
そういうときに我が家でやっていたのが、バスタオルを使った「電車ごっこ」。
赤ちゃんをバスタオルの上に腹ばいで乗せて、親がゆっくりバスタオルを引っ張って動かしてあげるだけ。

床との距離が近い中で前に進む感覚が体に入るので、腹ばいの姿勢を保つ練習になるし、何より本人がすごく楽しそうにしていました。
「電車でーす」なんて声かけしながらやっていたら、笑顔で全身を使ってくれるようになって。
特別な道具もいらないので、ぜひ試してみてほしいです。

「転んでも大丈夫」という体の土台は、この時期の積み重ねでつくられます。


最後に

ハイハイの時期は、あっという間に終わります。
歩き始めたら戻れない。

だからこそ、この時期にしかできない動きをたっぷり経験させてあげたいと思っています。

「転ばないように」じゃなくて、「転んでも手が出る体に」。
その視点をひとつ持つだけで、ハイハイの時期の関わり方も少し変わってくると思います。

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